独立行政法人 国立病院機構 村山医療センター

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チーム医療

褥瘡ケアチーム

 当院は骨・運動器疾患の専門病院であり、脊髄損傷患者専門病床を80床有しています。整形外科用の装具装着、車椅子での生活を中心としたライフスタイル等、ずれ・摩擦が完全には除去されない環境に置かれる患者が多く、特に褥瘡予防ケアが必要とされています。また、回復期リハビリテーション病棟を有している為、脳血管障害患者の胃瘻や脊髄損傷患者の膀胱瘻ケアなど皮膚・排泄ケアのニードが高い状況です。褥瘡対策チームは、褥瘡発生を予防し、褥瘡に対し早期より適切なケア・治療が行われるような体制を整えることを目的として活動をしています。

構成メンバー

医師 看護師(皮膚排泄ケア認定看護師 脊髄損傷病棟師長 褥瘡ケア院内認定看護師 各病棟看護師)栄養士 薬剤師 理学療法士 作業療法士 事務部門

活動

 委員会が月に1度開催され、前月の褥瘡保有・発生状況と経過、体圧分散寝具の使用状況などを検討し、評価を行っています。また、チーム内でワーキンググループを編成し、1)褥瘡ケア院内認定師研修の企画運営2)褥瘡ケア院内認定看護師フォローアップ研修の企画運営3)褥瘡対策勉強会の企画運営を計画的に行っています。

褥瘡ケア院内認定師研修は、褥瘡に対して専門的な知識・技術を用いて質の高い医療を提供できる能力、および他の医療スタッフへの指導・相談を行うことができる能力を養う事を目的に平成20年度から取り組みが行われています。現在、1期生から7期生まで74名の褥瘡ケア院内認定師が誕生し、その成果は、平成29年度の褥瘡有病率3.3%、発生率1.12%という、発生率の減少という形で表れています。様々な職種が連携を図り、チームアプローチによって「褥瘡発生ゼロ」を目指しています。


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