病院食 新米の季節 水加減は調理師の腕の見せ所!
村山医療センター 医局秘書
アルーナ
こんにちは、もう11月ですね。アルーナは先月お友達とハロウィンを楽しんできました。2015年も後半戦ですね。
みなさんは、今年のやり残しはありませんか?アルーナは課題がたくさん残っているので…がんばります。
新米の季節 今回はお米を
マルリン:
献立には欠かせない食材、お米の話です。10月から病院のお米も新米になりました!
アルーナ:
お米って身近すぎて…実はあまり話題にしてこなかったわよね。病院食だけではなく、家庭での食事でも欠かせない食材ね。
新米は収穫してすぐだから水分があって、おいしそうなイメージがあるけど。
マルリン:
最近はお米の保存状態が良くなってきたので違いが出にくいけど、甘みや食感が 違うように感じるわよね。
病院ではお米を炊くときの水加減を調整して、おいしく炊き上がるようにしているのよ。
大切なエネルギー源 炭水化物
アルーナ:
日本人の摂取エネルギーは戦中、戦後の昭和20年代に比べて減少傾向にあるって聞いたことがあるけれど。
マルリン:
そうね、厚生労働省の国民健康・栄養調査でもエネルギー摂取量の平均値がこの10年で減っているって発表していたわ。
お米や炭水化物からの摂取量や摂取エネルギーが減っているという話も聞いたことが あると思うけど、男性も女性も「やせ」の割合が若い年齢層で多い結果が出ているのよ。
高校の教師をしている人から聞いた話だけど、運動部でたくさん体を動かすのに ちょっとしかお米を食べないんですって。
だからっておかずが多いわけでもなさそうだから、心配していたわ。
アルーナ:
確かに・・・炭水化物を多くとると太るというイメージがあるし、太りたくな いっていう思いがあるのかもしれないわね。
マルリン:
もちろんとりすぎはよくないわ。でもね、炭水化物によるエネルギーの摂取があってこそ、脳が働き、筋肉や骨がしっかりするのよ。
・脂質:脂質とは、その名のとおり油です。肉、魚、野菜、様々なものから摂取できますが、肥満傾向の方は気になるのではないでしょうか。お米は、パンや中華めんに比べると脂質は少ないため体重コントロールにはうってつけですね。
・亜鉛:亜鉛はたんぱく質の合成や骨の発育などに欠かすことのできない必須ミネラルです。お米(米飯)100gでみると含有量は少ないのですが、お米を毎食の主食とすることでとることができていました。
アルーナ:
噛む行為で満腹感も与えてくれるから(お米は噛まなければ飲み込めない)、腹持ちもいいわよね。
11月15日の昼食
御飯 豚ヒレカツ レモン
茹キャベツ 減塩ソース
酢の物(胡瓜・きく) オクラカカ和
エネルギー:540kcal
たんぱく質:18.8g
食塩:1.4g
11月1日~15日の予定献立表です
病院のイチョウは
病院のイチョウがすっかり黄色く色づいています。
ゆく秋が寂しく感じるこの頃ですが、どうぞみなさま、風邪などひかれないようにお気をつけ下さい。