医局秘書が見たドクターの日常
村山医療センター 医局秘書
アルーナ
暑い陽気が続きますが、皆さんはいかがお過ごしですか。医局秘書のアルーナです。
先日ホームページの次回の更新写真を整理していたのですが、気になる写真を見つけました。アルーナは手術室には入れないので部長の撮影した写真です。
やさしい眼のドクターたち 5月26日15:00
みんなすごく優しそうな眼をしてる様な気がするのはアルーナだけでしょうか。
もちろんうちの先生達は基本ものすごく優しいのですが、こんな瞳は普段みせないような。なんか手術っていうともっと挑戦的な、戦うようなイメージがあるんですけど。
部長に聞いてみました。
「アルーナ、外科医ってどんなイメージかな?」
「手術で癌とたたかう的な・・・」
患者さんの神経を守る、ほんの1mmの差 5月26日15:10
「そうだね、外科、泌尿器科、婦人科など多くの外科系の医師にとって癌との闘いは重要な仕事だ。
だけど脊椎・脊髄の医者は少し違う。
いかにして神経を守るかが最も重要となる。ほんの1ミリの差で手足が麻痺してしまうことだってあるから。」
「運動器を扱う仕事ってことですね。」
脊椎・脊髄外科医の資格「やさしさ」 5月26日15:15
「だから脊髄を守って手術を行うとき、“愛護的”にって表現が使われるのだよ。」
「愛するように保護するように・・・」
「だから手術中にも神経を大事に大事に扱うから、優しそうな瞳になるんじゃないかな。」
「ハードな仕事なのに優しさも必要ってことですね。」
「ハードに耐えられなければ背骨の医者じゃない、優しくなければ手術をする資格はない。」
やさしさが外科医に必要な資質と聞き、少し驚きました。
後日、部長にもう少し詳しく聞いてみたいと思います。