独立行政法人 国立病院機構 村山医療センター

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武見敬三厚生労働大臣が村山医療センターを視察


7月初旬、武見大臣が村山医療センターを視察にきてくださいました。

最初に谷戸院長から“脊髄損傷治療の現状と村山医療センターの課題”についてのプレゼンテーションが行われました。

脊髄損傷治療は診療報酬が安く、人件費がかかるため病院経営は厳しい状況にあること、現在の村山医療センターの規模では増加した手術数に対応するには限界であること、再生医療をすすめていくためにも外来棟、手術棟の建て替えが必要なことを聞いていただきました。

武見大臣は、国立病院機構は地域医療の重要な拠点病院として、さらに臨床研究ないし高度の臨床を提供するべきであることが話されました。
その後、手術室、病棟、外来を視察していただきました。脊損患者さんを専門に治療している病棟では四人部屋では各ベッドに設置された換気装置や脊損患者さん用のトイレ、寝たまま入れる風呂などを熱心に観察されていました。
お忙しいところ、職員一同、本当に感謝しております。
視察後、当院の地域医療研修室にて記者会見が行われました。

国立病院機構として、更に身を引き締めて、地域医療及び、臨床研究、高度医療の提供を行っていきます。

手術室にて  部屋の数が足りていないこと


改修を繰り返し、狭くなってしまった外来を見ていただきました。

武見大臣会見概要
厚生労働省 広報室
発言要旨 抜粋
当村山医療センターについては、今現在、医政局長の下で国立病院機構の在り方についての検討を進めていただいています。この国立病院機構というものについては、当然、地域医療の中での重要な支援型病院として、その役割を果たしていただくことが当然あるわけですが、それに加えて、国立病院の本来機能の中には、臨床研究ないし高度の臨床を提供するという重要なマンデートがあります。そちらに関しては、必ずしも国立病院機構の各病院がそうした役割を果たしてきたとは言いがたいということが現実にはありました。当病院に関してみれば、脊椎損傷に係る様々な症例数があり、そして高度先進医療としてこの分野の特徴ある役割を担える、そうした病院であろうと考え、改めて視察させていただき、国立病院機構の中で高度の先進医療を提供するセンターとはいったいどういうものであるべきか、これを考えるために本日はここにやってきました。


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